【研修レポート】管理者・一般社員向けハラスメント研修を実施しました(2025年7月18日・25日)

2025年7月18日・25日の2日間、弊社(社会保険労務士法人D・プロデュース)は、大阪市内の関与先企業様にて「ハラスメント研修」を実施いたしました。
本研修は、管理者向けと一般社員向けの2部構成で開催し、それぞれの立場に応じた理解促進と具体的な対応力の向上を目的としています。


■ 研修概要

  • 開催日: 2025年7月18日・25日(各日 10:00~17:30)

  • 会場: 大阪市内(関与先企業様会議室)

  • 主催: 社会保険労務士法人D・プロデュース

  • 対象:

    • 管理職・リーダー層向け(7月18日)

    • 一般社員向け(7月25日)


① 管理者向けハラスメント研修の内容(7月18日実施)

本研修では、組織のマネジメント層が中心となり、職場におけるハラスメントの正しい理解と、未然防止のためのリーダーシップについて学んでいただきました。

主なテーマ

  1. ハラスメントによる企業リスクと影響

  2. セクハラ・パワハラ・逆ハラスメントの定義と判定基準

  3. 無自覚ハラスメントとその危険性

  4. 信頼関係を築くコミュニケーション術

    • アサーティブな対話

    • アンコンシャスバイアスの理解

  5. ハラスメントが起こりやすい職場環境の特徴と予防策

  6. ハラスメント申告への対応手順と初動対応の重要性

特徴

  • ケーススタディを用いた実践的な判断練習

  • 自分自身が加害者・受け手双方の立場になる可能性を前提とした講義構成

  • 管理者として「気づく力」「防ぐ力」「対応する力」を身につけることを目的としました。


② 一般社員向けハラスメント研修の内容(7月25日実施)

一般社員向けには、日常の中で起こりうるハラスメントのリスクと、もし自分や周囲が被害者・目撃者になった場合の適切な対応を学ぶことを目的とした構成としました。

主なテーマ

  1. ハラスメントが引き起こす問題とその背景

  2. セクハラ・パワハラの基本定義

  3. 最近の具体例紹介

    • 逆ハラスメント(部下から上司への圧力)

    • 無自覚ハラスメント(善意や無意識による加害)

  4. 良好な職場環境づくりのためのコミュニケーション術

    • バイアスへの気づき

    • アサーティブ・コミュニケーションの基本

  5. 見聞きした/受けた/相談を受けた場合の対応方法

特徴

  • 実例に基づいた分かりやすいスライドとディスカッション中心の進行

  • 「自分ごと化」して学べるよう、身近なシチュエーションを多数紹介

  • 相談・申告時に必要な行動や、会社側の対応の流れについても解説


■ 参加者の声(抜粋)

  • 管理職参加者より:
     「無自覚に部下に圧力を与えていたかもしれないと気づけた」
     「部下から相談されたときの対応が曖昧だったことを反省した」

  • 一般社員参加者より:
     「“ハラスメントかも”と思ったときの行動の仕方が明確になった」
     「相談しやすい雰囲気を自分から作ることの大切さを実感した」


■ まとめ

ハラスメントの防止は、会社全体で取り組むべき継続的なテーマです。
今回のように、管理職と一般社員それぞれに合わせた研修を実施することで、組織全体の意識統一と行動変容を促進することが可能になります。

D・プロデュースでは、今後も企業の課題や職場環境に合わせたオーダーメイド型研修を提供し、持続可能な働きやすい職場づくりをご支援してまいります。

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