「労務の世界に飛び込んで半年、気になるニュースはスキマバイト」

皆様こんにちは。Dプロデュースの須藤です。

 

これを書いているあたりで入所して大体6か月目、と思っていたのですが実際は7か月目。
年度更新と算定が終わった時点で今年もとっくに半分を切っていたことに気づきました。

 

そんなこんなでこの仕事をして半年経ちますが、普通の人の一生分以上に
ハローワークに電話をかけ、年金事務所に電話をかけ、労基署に電話をかけ・・・少し前までは想像していなかった生活です。
日々のニュースなどでもこれまで気にしていなかったことが気になるようになりました。

 

最近の大ニュース(個人の感想)はやはりスキマバイト(スポットワーク)の契約成立についてです。スキマバイトの流れを簡単に書くと、登録→応募→現地で労働になります。ここから企業が賃金を支払って契約終了ですね。

さて、契約終了ははっきりしていますが契約の開始はどこに当たるのでしょうか。
これまでは「現地で出勤したタイミング」などと考えることが多く、これによって企業側が応募受付→前日などにキャンセルという「企業ドタキャン」という手法がありました。スポットワーク掛け持ちで生活している人からすれば理不尽極まりないですね。

 

これに対して今回厚労省は「契約は、応募者と企業がマッチングした時点で成立する」という見解を示しました。
これによって話題になったのが「キャンセル時に企業が休業手当を支払う必要が生じる」問題。こうなると通勤災害なども問題になってくるのでより複雑になり、新規で始めたい事業者の方からすれば不安マシマシですね。

 

労働の選択肢を広げたスキマバイトですが、まだまだ課題は山積しています。なによりご相談いただいた際にどのように説明するか考えないといけませんね。
果たしてスキマバイトの未来はどうなっていくのか、これからも注視していきたいと思います。

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