【開催レポート】社外向け研修「退職と解雇の正しい理解と実務対応」を実施しました

社会保険労務士法人D・プロデュースでは、企業の人事・労務担当者様、管理職の皆様を対象に、
社外向け研修「退職と解雇の正しい理解と実務対応」を実施しました。
退職・解雇に関する判断は、企業にとって法的リスク・経営リスクの双方に直結する重要テーマです。
本研修では、制度や条文の解説にとどまらず、実際の現場で起こりやすいケースを想定した実務対応を中心にお伝えしました。

■ 研修の目的

本研修の目的は、以下の3点に集約されます。

・退職・解雇に関する誤解や思い込みを整理すること
・不当解雇・労務トラブルを未然に防ぐための判断軸を持つこと
・実務で「迷わない・誤らない」対応力を身につけること

特に近年は、退職勧奨や解雇対応がハラスメント問題・紛争・訴訟リスクに発展するケースも増えており、企業側により高い慎重さと説明力が求められています。

■ 研修概要

研修テーマ:退職と解雇の正しい理解と実務対応
講師:
社会保険労務士法人D・プロデュース
代表 社会保険労務士 越石 能章

対象:経営者・管理職・人事労務担当者
実施形式:対面研修(社外向け)

■ 研修内容の構成

研修では、次のような流れで実務理解を深めました。

① なぜ「退職・解雇」はトラブルになりやすいのか

企業側と従業員側の認識ギャップ
感情と法的判断が交錯する場面の整理
「善意の対応」がリスクになるケース

② 雇用契約の終了パターンの整理

自己都合退職・会社都合退職・合意退職
解雇と退職勧奨の法的な位置づけ
「解雇と言われないための注意点」

③ 解雇・退職勧奨の実務対応

普通解雇・懲戒解雇の要件
合理性・相当性の判断基準
面談時の進め方、説明の考え方

④ 特殊・注意が必要なケース

メンタル不調が絡む場合
有期契約社員・パート社員への対応
トラブルが想定される場合の事前準備

⑤ リスクを最小化するための実務ポイント

記録・書面化の重要性
社内ルール(就業規則)との整合性
外部専門家と連携すべきタイミング

■ まとめ

退職・解雇は、企業にとって避けて通れないテーマでありながら、誤った対応が最も大きなリスクにつながりやすい分野でもあります。

本研修では、「感覚」や「慣習」に頼らず、
法的根拠と実務経験に基づいた判断ができる状態をつくることを重視しました。

社会保険労務士法人D・プロデュースでは、今後も企業の実情に即した、実務に本当に役立つ社外向け研修を継続的に提供してまいります。

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