レ・ミゼラブルと現代日本 ― 社会保障制度の大切さを考える

みなさま こんにちは♪
Dプロデュースの長田です。

 

私はミュージカルが大好きで、なかでも『レ・ミゼラブル』は何度も観ている大好きな作品です。
フランス革命後の混乱期を舞台に、罪を償いながら生きるジャン・バルジャンと、
彼を取り巻く人々の人生を描いた作品です。
とても人気作品で映画化もされており、壮大な音楽とともに描かれる登場人物たちの苦悩や希望には、毎回心を動かされます。

 

そんなレ・ミゼラブルには、貧困や差別、教育格差、労働問題など、現代にも通じる社会課題が数多く描かれているなと気づきました。

 

シングルマザーのファンティーヌは、幼い娘を育てるために一人で必死に働いていました。
しかし、「子どもがいること」を理由に職場を追われ、生活のために過酷な選択を迫られ、
やがて病に倒れます。娘に会うことも叶わず、孤独に命を落とす姿はとても胸が痛みます。

 

あの時代に、現代のような制度があったら――

 

たとえば、育児休業制度があれば、出産や子育てを理由に離職せずに済んだかもしれません。
雇用給付や、育児休業給付金、ひとり親家庭への児童扶養手当などが支えとなったでしょう。
また、もし病気で働けなくなっても、健康保険から傷病手当金が支給されていたかもしれません。
職場での不当な扱いに対しても、ハラスメント防止措置が機能していれば、守られていたでしょう。

 

こうした制度は「あるだけ」でなく、「活用されること」が何より大切です。
今年の10月には育児・介護休業法の改正があります。
制度は変わり続けているからこそ、今一度、ご自身の働く環境でも見直してみてはいかがでしょうか。

 

これまで何気なく観ていたミュージカルに、こんなにも今に通じる社会課題が詰まっていたとは…
ブログを書く中で新たな発見がありました。

 

8月は本場ロンドンキャストの来日公演があり、ワクワクしてます!
まだまだ魅力的な登場人物がたくさん登場するこの作品。
次回は、また別のキャラクターやミュージカルについてお話しさせてください。
どうぞお楽しみに!

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