
企業概要
- 会社名:株式会社〇〇
- 事業内容:飲食店運営(3店舗展開)
- 従業員数:合計 28名
- 役員:1名
- 正社員(店長・調理スタッフ):10名
- パート・アルバイト:17名
- 設立:2015年4月
現状の課題
事業は順調だが、3店舗の運営で管理業務が煩雑になっている。特に以下の点が課題となっている。
- 手続きの頻発:パート・アルバイトの入社・退社が毎月数件発生しており、その都度、雇用保険・社会保険の手続きが必要。
- 給与計算の負担:正社員の月給、アルバイトの時給計算、残業代、社会保険料の控除などが複雑化し、経理担当者の負担が大きい。
- 労務相談の必要性:残業時間(36協定)の管理、有給休暇の取得義務化への対応、雇用契約書の整備など、法律改正への対応が追いついていない不安がある。
【A】スポット契約で都度依頼した場合のコスト試算(年間)
もしこれらの業務をスポット契約で個別に依頼した場合、以下のようなコストが発生します。
(※年間の入退社を12件(取得6件、喪失6件)と仮定)
| 依頼業務 | 料金(税抜) | 備考 |
| 労働保険 年度更新の提出代行 (30名まで) | ¥60,000 | 1回/年 |
| 社会保険の算定基礎届の提出代行 (30名まで) | ¥80,000 | 1回/年 |
| 雇用保険資格取得手続き (6件) | ¥72,000 | @12,000円 × 6件 |
| 雇用保険資格喪失手続き (離職票作成含む 6件) | ¥132,000 | @22,000円 × 6件 |
| 社会保険資格取得手続き (6件) | ¥72,000 | @12,000円 × 6件 |
| 社会保険資格喪失手続き (6件) | ¥72,000 | @12,000円 × 6件 |
| 36協定作成及び提出代行 | ¥30,000 | 1回/年(更新) |
| 人事労務相談 (隔月で1時間相談した場合) | ¥120,000 | @20,000円 × 6回 |
| スポット契約 合計(年間 / 税込) | ¥701,800 |
【B】顧問契約(ゴールドプラン)を選択した場合のコスト(年間)
従業員数28名のため、「21人~30人まで」の区分が適用されます。
手続きも給与計算もすべてアウトソースできるゴールドプランを選択。
- プラン内容:
- 労務相談
- 雇用・社会保険手続き(年度更新・算定基礎届含む)
- 給与計算
- 月額料金(税込):
- ゴールドプラン料金: ¥66,000
- システム管理料: ¥11,000
- 月額合計(税込): ¥77,000
- 年間合計(税込):
- ¥77,000 × 12ヶ月 = ¥924,000
モデルケースの結論:顧問契約への移行
スポット契約の年間費用(¥638,000+自社での給与計算コスト)と、顧問契約(ゴールドプラン)の年間費用(¥924,000)を比較検討しました。
一見、顧問契約の方が高額に見えますが、ゴールドプランには自社で行っていた給与計算業務のアウトソーシング費用がすべて含まれています。
さらに、スポットでは費用が発生する毎月の入退社手続き(年間¥348,000相当)や労務相談(年間¥120,000相当)も、すべて月額料金内で対応可能になります。
自社の経理担当者が給与計算にかけていた工数(人件費)と、手続き漏れや法改正対応の遅れといったリスクを考慮した結果、ゴールドプランを契約いただくことを決定しました。
これにより、経営陣と経理担当者は本来のコア業務である店舗運営とサービス向上に集中できる体制を整えさせていただきました。
