【開催レポート】社内研修「退職と解雇の正しい理解と実務対応」を実施しました

社会保険労務士法人D・プロデュースでは、2025年11月、
対面形式の社内研修として
『退職と解雇の正しい理解と実務対応』 をテーマに研修を開催しました。

退職・解雇に関する実務は、慎重な判断と法的理解が不可欠です。
特に近年はトラブル事案が増加していることから、
「適切な知識を持ったうえで冷静な対応を行う」ことが企業に強く求められています。
今回の研修では、実際の現場を想定したケース紹介や、講師との質疑応答を交えながら、
体験型で理解を深める場となりました。

■ 研修概要

  • 形式: 対面(社内研修室にて実施)

  • テーマ: 『退職と解雇の正しい理解と実務対応』

  • 講師: 社会保険労務士法人D・プロデュース
         代表 社会保険労務士 越石 能章

  • 対象: 管理職・実務担当者


■ 研修内容のポイント

会場ではスライドを活用しながら、以下の項目を中心に進行しました。

▶ 1. なぜ今「退職・解雇」を正しく理解すべきなのか

  • 労務トラブルの増加

  • 解雇に対する社会的な目の厳しさ

  • ミスコミュニケーションが招くリスク

▶ 2. 雇用契約の解除とは

  • 自己都合・会社都合・合意退職の違い

  • 雇用契約が終了する仕組みと法律上の考え方

▶ 3. 解雇・退職勧奨の種類と対応

  • 普通解雇/懲戒解雇の要件

  • 適切な退職勧奨の進め方

  • “してはいけない言い方”の具体例も紹介

▶ 4. 特殊なケースへの対応

  • メンタル不調が絡むケース

  • 有期契約社員への対応

  • トラブルが予見される場合の記録化の重要性

▶ 5. 実務で押さえるべきポイント

  • 書面化(面談記録・合意文書)の徹底

  • 初動対応の重要性

  • 安全配慮義務と企業リスク


■ 研修の雰囲気

対面研修ならではのライブ感のある進行で、参加者の皆さまから積極的な質問が出るなど、
会場全体が活発なコミュニケーションに包まれました。

  • 「こういう時、どこまで言っていいのか?」

  • 「退職勧奨だと思われない境界線は?」

  • 「記録はどの程度残せば十分なのか?」

など、普段なかなか相談しにくい実務のリアルな疑問が次々出され、
越石講師が一つひとつ丁寧に解説しながら理解を深めていきました。


■ 参加者の声(一部)

  • 「曖昧な対応が大きなトラブルにつながると実感した」

  • 「退職勧奨の“言い回し”を学べて非常に参考になった」

  • 「対面ならではのリアルな質疑応答がとても有意義だった」


■ まとめ

退職・解雇は従業員の人生だけでなく、企業の信頼にも大きく影響する重要なテーマです。
今回の研修を通じて、管理者として必要な基礎知識と、実務での適切な判断のポイントを
明確に理解していただく機会となりました。

今後もD・プロデュースでは、
「現場で本当に役立つ」 をテーマにした社内研修を継続して実施してまいります。


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